今日は「右」と「左」について勉強してきました。
「右」「左」の共通の「ナ」の部分はそれぞれ
そして「右」の「口」(赤い部分)の部分はサイ(祝詞を入れる器)。
つまり「右」はサイを右手で持って祈る形の字。
そして「左」の「エ」(緑の部分)は呪具(神を呼ぶ呪術の道具)。
つまり「左」は呪具を左手で持っておまじないをしている形の字。
そして今日の授業で一番興味深かったのが、「尋」という文字でした。
「尋」とは左右の手に「サイ」と「呪具」を持って神を祀るべき場所を「尋ねる」という意味の文字だそうです。そのとき、両手を広げて神に尋ねるので、「一尋」などの意味が生まれたということです。
「尋」とは長さの単位。成人男性が両手を左右に広げたときの指先から指先までの長さのこと。(一尋=約1.8M)
私が子どもの頃、祖母が毛糸をほどくとき、「一尋、二尋、三尋」と声を出して数えていた時のことを思い出し、今になって初めて漢字の意味を理解することができました。